バクチオールの効果とは?
レチノールとの成分の違いや
化粧品の選び方を研究員が解説!
バクチオールの効果や、「次世代レチノール」といわれる理由、レチノールとの違いなど、ノエビアの研究員が解説。バクチオール配合化粧品のおすすめの選び方などもご紹介します。ハリ不足が気になる今の時期のスキンケアに取り入れて、秋冬も弾力感のある美肌をキープしましょう。
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目次
教えてくれたのは
ノエビア グループ総合研究開発部
Y・Y
グループ総合研究開発部は、自然派化粧品のパイオニアとして、独自の美容科学理論をもとに、化粧品・医薬部外品や機能性食品などの企画・研究開発を日々行っています。
バクチオールとは
どんな成分?
バクチオールは、オランダビユというマメ科の植物由来の成分です。オランダビユは、インドのアーユルヴェーダや中国の伝統医学に利用。生薬としての名称は補骨脂(ホコツシ)で、強壮や冷えによる腰痛に用いられてきました。植物由来の成分でありながら、「次世代レチノール」と呼ばれている今注目の美容成分です。
バクチオールの効果には、「ハリ・弾力感を与え、しわを予防・改善する」、「シミを予防・改善する」、「ニキビなど肌あれを予防・改善」などがあります。以下で詳しく解説します。
バクチオールの効果3つ
ハリ・弾力感を
与え、しわを予防・
改善する
バクチオールの効果1つ目として、「肌にハリや弾力感を与える」という効果があります。
皮フの構造は、皮フ線維芽細胞がコラーゲンをつくることで保たれています。しかし、細胞の老化が進むと皮フを支える機能が低下し、しわが発生しやすくなります。バクチオールには、皮フ線維芽細胞を活性化させ、肌のハリやうるおいを保つコラーゲンの生成を促進する効果があります。そのため、バクチオール配合の化粧品を使うことで、ハリと弾力感に満ちた肌になり、小じわが改善されることが期待できます。
シミを予防・
改善する
バクチオールには、シミの原因となる「酸化」を防ぐはたらきがあります。さらに、肌のターンオーバーを促進し、メラニンを排出するため、すでにできてしまったシミにもアプローチ。そのため、シミの予防と改善、どちらのはたらきも期待できます。
ニキビなど肌あれを
予防・改善する
バクチオールは抗炎症・抗菌作用があるため、ニキビなど肌あれを予防・改善する効果があります。また、肌のターンオーバーを促進することで、古い角質や毛穴づまりを取り除き、ニキビができにくく、肌あれがない、美肌へ導きます。
バクチオールに似ている
レチノールとは
レチノールはビタミンAの一種で、肌のターンオーバーを促し、皮フの生まれ変わりを促進したり、真皮にはたらきかけてコラーゲンやヒアルロン酸を増やすなどのはたらきがある美容成分です。肌のハリ・弾力の改善、シワの改善、シミ対策、ニキビなど肌トラブルの予防・改善などの効果が期待でき、多くの化粧品や医薬部外品に配合されています。
バクチオールが次世代レチノールといわれる理由
バクチオールが「次世代レチノール」と呼ばれる理由は、レチノールと似た効果を持ちながら、刺激が少なく、敏感肌でも使いやすいからです。
レチノールはシワ改善や肌のハリを高める効果が高い一方で、肌の調子によっては、乾燥や赤みが気になることもあるので、使うときは少し注意が必要です。それに対してバクチオールは植物由来の成分で肌にやさしく、レチノールと似た効果を持ちながらも、敏感肌でも使いやすいため、「次世代」と注目されています。
バクチオールと
レチノールの違い
バクチオールとレチノールには、効果が出るまでの時間や、日常生活への取り入れやすさに違いがあります。たとえば、レチノールはバクチオールに比べて即効性が期待できる成分です。対して、バクチオールはレチノールに比べて低刺激で肌への負担が少なく、熱や紫外線の影響を受けないため日中にも使うことができます。
バクチオール配合化粧品
のおすすめの選び方
①アイテムの
種類で選ぶ
バクチオールは化粧水や、美容液、クリームなど、さまざまなアイテムに配合されています。ご自身のスキンケアに取り入れやすいアイテムを選ぶのがおすすめです。まずは一品から取り入れやすい美容液でバクチオール配合のアイテムを取り入れてみましょう。
②他の美容成分と
組み合わせている
化粧品を選ぶ
バクチオールには基本的に併用できない成分がないため、他の美容成分と組み合わせて配合している化粧品がおすすめ。しわやシミが気になるときはナイアシンアミド、乾燥が気になるときはヒアルロン酸やコラーゲンなど、肌悩みや求める効果に合わせて、バクチオール以外の美容成分にも注目して選びましょう。バクチオールと美容成分の組み合わせで、より肌への高い効果が期待できます。
バクチオール配合化粧品
が
今の時期のスキンケアに
ぴったりな理由
— 今の時期の肌状態は?
秋冬を迎え、気温や湿度が下がってくる今の時期。肌の乾燥が進み、みずみずしさや弾力感が失われやすくなります。すると、ごわつきが出てきたり、ハリ感がなくなるなど、肌悩みがどんどん深刻になる「秋枯れ肌」の状態に。さらに、気温の低下に伴って皮フの温度が低下することも、肌の生まれ変わりが滞り、ハリや弾力感が失われる原因になってしまいます。
— 秋冬はハリを与えるスキンケアを意識することが大切
みずみずしさや弾力感が失われやすく、肌トラブルが現れやすい秋冬の肌。今の時期はハリを与えるスキンケアを意識することが大切です。これには、ハリ・弾力感を与え、しわを予防・改善する効果があるバクチオールの成分がぴったりといえます。今の時期こそバクチオール配合化粧品を取り入れたスキンケアで、肌悩みが深刻になる前に肌のハリを取り戻しましょう。
バクチオール配合のスキンケアアイテムで
エイジングケア*を行い、秋冬もハリのある美肌へ。
*年齢に応じたお手入れのこと
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